副業リテラシー

副業に関するネットやマネーに関する情報を発信するブログ

雑損控除のわかりやすい計算方法をたかしくんと学ぼう~熊本地震で被害を受けた方へ~

スポンサーリンク
あとで読む

確定申告の控除項目の1つとして、雑損控除というものがある。今回は、たかしくんと一緒に雑損控除について学んでいこう。「雑損控除」、いかにも小難しそうな名前をしているが、丁寧に確認していけばそこまで難しいものでもない。

 

熊本地震で被害を受けた方にとっては、きっと役に立つ内容になっているかと思う。 

 

雑損控除とは?

f:id:dHarada:20170503093514j:plain

雑損控除ってなぁに?

雑損控除とは、確定申告において、盗難・横領で、生活上の資産の被害を受けた場合に受けられる控除のことじゃ。

ふーん。。控除額っていくらになるの?

①損失の金額‐所得の合計額×10%
②災害関連支出-5万円
①と②の大きい方の金額じゃよ。

は、はぁ。。

「このじじい何言ってんだ」とページを閉じないでほしい。一つずつ丁寧に見ていこう。

 

まず”損失の金額”は、以下のように求められる。

f:id:dHarada:20170226212601p:plain

”被害を受けた資産の価値”は、取得したときの金額と、時価の大きい方なのだが、まぁ取得したときにかかった金額で考えていれば問題ないと思う。

 

で、”災害関連支出”というのは、たとえば、以下のように実際に支払った金額が”災害関連支出”にあたる。

  • 災害により壊れた住宅などの取壊しのための整理費用
  • ゆがんだ住宅をもとに戻すため、災害の日から1年以内に原状回復のために支払った修繕費(ただし、元よりも価値が増えるような支出はダメ)

 

注意すべきなのは、「生活に通常必要な資産」が被害を受けた場合しか雑損控除を受けられないということだ。たとえば、家、タンス、洋服、現金などが生活に通常必要な資産に当たる。骨董品などのいわゆるぜいたく品は、控除の対象外なのだ。

 

では、雑損控除のケーススタディを見てみよう。

 

雑損控除のケーススタディ

たかしくんのお家が火事によって半焼してしまいました。状況は以下のとおり。

  • お家は600万円で購入
  • 火災保険に入っていたので500万円受け取った
  • お家の焼跡をきれいにするために30万円支払った
  • 高級取りのたかしくんの給与所得(収入ではない)は600万円

f:id:dHarada:20170212212510p:plain

①では、まず損失の金額を算出するために、[被害を受けた資産(お家)の価値-受け取った保険金額+災害関連支出(焼跡の掃除費用)]という計算をして、130万円を損失の金額として算出している。

そして、先ほどはかせが言っていたように、[損失の金額-所得の合計額10%]という計算をして70万円を算出した。

 

②では、[災害関連支出(焼跡の掃除費用)-5万円]という計算をして、25万円を算出している。

 

この①②を算出して、どちらか大きい方を所得税の雑損控除の金額として扱えるわけだ。今回は①の方が大きいので70万円が控除できる金額となる。

 

こうしてたかしくんは、消防署が発行する「罹災証明書」を確定申告書に添付し、税務署の人に「あのぉ~、雑損控除の申告をしたいんですけどぉ~」と言い、無事70万円の控除を受けることができました。めでたしめでたし。

 

補足ではあるが、仮に控除額が大きすぎて、1年で控除しきれない場合は、翌年以降3年にわたって繰り越すことができる。

 

雑損控除まとめ

雑損控除のまとめ!

  • 生活に通常必要な資産が被害を受けたときに使える
  • 控除しきれない場合は、3年間にわたり繰り越すことができる

 

以上が地震や盗難の被害を受けたときに役に立つ雑損控除の内容だ。知っている分には損はないので、頭の片隅に入れておこう。

 

確定申告の全体像をざっくりと把握しておきたい方はこちらの記事もどうぞ。
関連記事:【2016年版】これを見れば誰でもわかる!確定申告の全体像まとめ - 副業リテラシー