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会計士試験の勉強法―レクチャー期・答練期の注意点4つ

今回は、レクチャー期・答練期で注意すべき4つのことを紹介していく。

レクチャー期。ここでは、講師の授業を受けて、テキストの内容を学習していく時期のこととする。答練期は、ほぼ答練ばかり受ける時期のこととする。 

 

では、さっそく見ていこう。

 

 

正しいメモの取り方

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まずはメモの取り方から。基本中の基本のことであるがゆえに、このメモの取り方のスキル次第で成績に大きく差がつく

 

メモの取り方でこれだけは押さえておきたいポイントは、講師が話した言葉を自分の言葉に置き換えてメモしたりすること

 

テキスト言葉よりも、自分専用の言葉の方が、頭に入ってきやすいというのが、ぼくの経験上から言えることだ。

 

このメモを取るときに起きている現象は、”翻訳”だ。講師の言葉をいったん自分語に変換してからテキストに書き写す。この”翻訳”のフィルターを通すことで、理解度がグッと上がる。なぜなら、”翻訳”というのは、講師の言っていることをきちんと理解していないとできない技だからだ

 

と言っても、ぼくも最初からこの技を使えていたわけではない。やはりある程度の訓練は必要であるが、今日からでもすぐにトレーニングを開始することはできるので、ぜひやってみてほしい。

 

例えば、ぼくのテキストには、工事契約の論点で、「工事契約は意味不明な基準は採用されていない!進行基準と完成基準だけ!」というメモが残っていた。

 

このように、”翻訳”と言っても、そうたいそうなものではない。ちょっと話し言葉チックにメモしておけばいい。

 

このメモのおかげで、問題で「○○の場合、工事原価回収基準が適用される」 という肢が出題されたとき、「意味不明な基準は×肢!」と、気持ち良く×を切ることができた。

 

この形のメモは、本試験が近づくにつれて、どんどんその恩恵を受けることができるような感覚がある

 

レクチャー期にはわからなかったことも、何度もテキストを読み返したり、問題を解いていくことで、 直前期には次第に理解できるようになっていく。どんどん点と点が結びついて、知識が体系化されていく。

 

こうして「これはこういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間は、どんどん増えていくのだが、話し言葉メモがあれば、そのスピード感がかなり違ってくる。これも経験上の話で、実際に比較できたわけではないのだが、話し言葉メモがあったおかげで、腑に落とすことができた論点は非常に多かった

ぜひとも、このメモの取り方はマスターしておきたいところだ。

 

侮ることなかれ。答練を出席することによる大いなるメリット3つ

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答練に出ることのメリットは、ぼくが体感した中で、主に3つくらいあると思う。

 

強制的な環境の力を利用できる

答練に出ることは、ぼくの中では半強制的なもので、小中高時代の授業のようなものである。出ないほうがおかしい。なので、その強制力を利用することで、アウトプットの時間を確保しているんだと考えていた

 

答練の時間があるにも関わらず、それに出席せずに、答練だけもらって自分1人で解くということを繰り返している友人がいた。 

ひとりで新しいまっさらな答練を毎日解き続けるというのは、ほんとに難しいし、個人的には不可能だと思う。少なくともぼくには到底できないことだ。結局、彼はリタイアしていった。

 

環境の力は偉大である。自分のモチベーションだけで試験勉強を続けていくのは、心理的にきつくなってくる。だから、強制力のある環境を利用する。

 

本試験において、答練に出た問題であれば、受験生はだいたい解いてくるし、そこで差をつけられては話にならない。答練は解く必要性の有無については、言わずもがなである。そして、どうせ答練を解くのであれば、環境の力を使ってラクしたいところだ

 

 時間感覚が身につく

みんなと一緒に同じ問題を時間内に解くということには、ある程度の緊張感が伴う。本試験とほぼ同じ環境だ。

 

その緊張感、その時間の中で「解くべき問題を取捨選択し、選んだ問題を確実にしとめる」 という能力を身につけていく必要がある。

 

自分ひとりで答練を解いてしまう弊害としては、まず、緊張感がまったくないこと。また、時間もあやふやにしてしまうし、時間いっぱいまで見直しの時間を取るということはせずにサッサと終わらせてしまうことなどがある。

 

トレーニングをしていないのに、試合で戦うのは無理がある。スポーツと一緒なのだ。簿記はスポーツであり、会計士試験もスポーツである。…それはムリがあった。

が、本番を想定してトレーニングすることは必要不可欠なのだ。

 

知識の漏れを確認できる 

答練はこれまで学習した知識のアウトプットである。インプットした知識は、実際に使ってみないと定着しない。テキストだけ読んでいても受からないのだ。

 

答練に出ないで、インプットばかりしている人が、 本試験の問題にいきなり対応するのは、まず不可能である。アウトプットをすることで、自分の中の点と点が結びついたり、あやふやな知識を強固なものにしたりすることができるようになるのだから。

 

まとめると、

・強制的な環境の力を利用できる

・時間間隔が身につく

・知識の漏れを確認できる

の3つだ。もう答練に出席しない理由はないだろう。

 

レクチャー期・答練期の予習と復習の割合

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復習に追われて、予習にまで手が回らない。。予習はどれくらいすればいいのか、復習をそんなにかっちりする必要があるのか。

いろいろな疑問があると思うが、ぼくが実際に意識していた「予習:復習の割合」について紹介していく。

 

レクチャー期

まずは、レクチャー期。授業ばっかりが実施される時期だが、この時期に予習はいらない。つまり、「予習0割、復習10割」だ。復習100%だ

 

レクチャー期に予習をする必要はまったくない。ただの時間の無駄となってしまうだろう。講師が一から易しく教えてくれるのに、自分で難しいことを理解しようとするのは徒労である。

 

その代わり、自習の時間をすべて復習に費やそう。教えてもらったことを頭に定着させるために、何度もテキストを読み返す、 何度も問題集を解く。予習よりも復習を行い、少しずつ知識を固めていく戦術がおすすめだ

 

答練期

答練期。文字のまんまだが、答練ばかりをひたすら解いていく時期。ぼくが意識していたこの時期の割合は、「予習 3 割、復習 7 割」だ。

 

この時期は、毎日のように新しい答練を解いていくはず。来る日も来る日も答練。ここでのポイントとなるのは、予習も復習も終わっていない場合、復習を優先させることだ。ぼくは間に合わなすぎて、毎日復習ばかりしていた。もはや「予習0割、復習10割」の世界であった。

 

復習を優先させたことでよかったことは、本試験の直前期にラクできたということ。直前期は、ほぼ答練の解き直しを行うことになると思う。そんな中、解きっぱなしで、長い時間放置された答練ほど、解き直したくないものはない。何の記憶にも残っていない状態から、全部復習しなければならないからだ。これは相当な労力である。

 

だから、記憶が鮮明なうちに1回でもいいから復習をしておく。一通り答えを見ながら解法を確認し、下書きを書くならどう書くかということを想定しながら書き込みを行っていた。言い換えると、自分の言葉でメモをしていた。これで理解度がグッと増し、今後の復習がラクになるということは、先ほども話した通りだ。

 

一方、ぼくは次から次へと答練が襲いかかってくるにも関わらず、予習をまったくしていなかった。おかげさまで、初見の答練はまったく解けず、精神的に少しつらい感じはあった

 

予習をすることで、「答練を解くこと=知識の再確認をすること」となる。答練のメリットの1つ、知識の漏れを確認することができるのである。余裕があれば、予習も絶対にした方がいい。ただ、あくまでも優先順位が高いのは復習であることは忘れないでほしい。

 

「語呂合わせ」を活用するためのテクニック

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脳内メモリを節約しつつも、かなり忘れにくい暗記法。それが「語呂合わせ」である。実際に語呂合わせを使う際に、注意すべき点があるので、具体例を使って説明していく。

 

管理会計論の理論は比較的、語呂合わせを使いやすい。代表的なのが「経給経正」である。


これは原価の 4 要件で、

(1)経済価値消費性
(2)給付関連性
(3)経営目的関連性
(4)正常性

この 4 つの頭文字をとると「経給経正」となるわけだ。ここで注意すべきことは、語呂合わせでその中身が思い出せる必要があるということ

 

「”経”が2つあるが、それぞれ何であるのか」「”正”は、正確性?正常性?」と言った具合だ。これは力技で覚えるか、頭文字ではなく、二文字目を取ってみたりしてもいい。「済給営正」とか。


自分なりのちょっとした工夫を加えることで、語呂合わせは使いやすくなってくる

「これ、語呂合わせにできないかな」と、レクチャー期から常に意識することで、思いもよらぬ語呂が出てくるはず。

 

以上、レクチャー期・答練期の意識したい点をまとめると、

「話し言葉メモをする」

②「答練は必ず出席する」

③「レクチャー期は予習 0 割、復習 10 割 で、答練期は予習 3 割、復習 7 割」

④「語呂合わせは、自分なりに工夫して活用する」

 

知っているだけでは何の効果もないので、実際にやってみることが肝心だ。ぜひ、トライしてみてほしい。