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小規模企業共済等掛金控除で節税する方法を徹底解説する。

小規模企業共済等掛金控除という漢字ばっかりのむずかしそうな名前の控除がある。しかし、この控除はうまく使えばかなり節税効果が高い。税理士さんでもこの控除が一番節税効果が高いと言っているほどだ。

 

なので、ちょっと取っつきにくいこの控除を、税金初心者にでもわかるように簡単解説していく。

 

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この制度は、以下の掛け金を支払った場合に適用される。

  • 小規模企業共済の掛け金
  • 中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)の掛け金
  • 確定拠出年金の掛け金
  • 心身障害者扶養共済制度の掛け金

 

うわぁ、むずかしい言葉ばっかりだ。。

では、よく使われる上3つを解説していこうかのぉ。

 

 

小規模企業共済とは?

小規模企業共済とは、毎月お金を積み立てることにより、自分が引退するときや会社を廃業するときに、共済金を受け取ることができる制度だ。もちろんこの受け取れる共済金には利子がついている。

 

毎月支払うお金は、全額”小規模企業共済等掛金控除”の対象となる。その月々に支払う額は、1,000円から7万円までの範囲で自由に選ぶことができ、事業が苦しくなってきたら、「掛け止め」といって支払いを止めることもできる。

 

さらに受け取った共済金は、公的年金と同じ扱いになるため(退職所得or公的年金の雑所得扱い)、ふつうの所得と比べると税額を半分くらいに抑えることができるのだ。

めちゃくちゃ便利な制度だね!

ただ、難点もあるぞぃ。

 

その難点とは、自由に引き出すことができないという点。解約してお金を受け取ることもできるが、受け取れる額は若干少なくなるとともに、「共済金」ではなく、「解約金」となるので、公的年金と同じ扱いにならない(事業所得に加算される)。よって、税額も大きくなってしまうのだ。

 

個人事業主から法人化するときにも受け取れるため、法人化に対する準備用のお金を貯めておくために使えたりする。

 

小規模企業共済のまとめ!

  • 掛金は全額控除
  • 月々支払う額は自由に選べる
  • 自由に引き出すことはできない

 

中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)とは?

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中小企業倒産防止共済とは、毎月いくらかのお金を積み立てておいて、もし取引先の倒産や不渡りによって被害を受けた場合、加入後6ヵ月を経過していれば、積み立てたお金の10倍までを無利子で借りられるという制度。

 

毎月5,000円から20万円までを掛金として支払い(総額800万円まで)、支払った金額は全額控除の対象となる。さらに、支払った金額は掛け捨てではなく、積み立てられていく。

 

この積み立てていったお金は、加入から40ヵ月以上経過していれば、全額、解約金として返還してもらえるのだ。40ヵ月未満であっても返還してもらうことはできるが、その場合、少し金額が少なくなる。加えて、積立金の95%まではいつでも借りられる。しかも、年利約1%というかなりの低率だ。

 

加入することのデメリットが見当たらないんだけど。

いや、1点だけ知っておくべきことがあるんじゃ。

 

 解約金(共済金ではない)を受け取った場合、これは事業所得の雑収入となる。つまり、通常の税金が課せられるということだ。積み立てている真っ最中の期間は節税できるが、その分後から課税されることになるので、課税の先送りという形になる。

 

中小企業倒産防止共済のまとめ!
  • 毎月いくらかを積み立て、取引先の倒産などによって被害を受けた場合、積み立てたお金の10倍まで無利子で借りられる
  • 月々支払う額は自由に選べる
  • 加入から40ヵ月を経過していれば、自由に引き出せる
  • 解約金は課税される(課税の先送りという形となる)

 

確定拠出年金とは?

確定拠出年金制度とは、毎月いくらかお金を積み立てることにより、老後に年金として受け取れる制度だ。これらは、加入者が掛金を運用する(リスクは加入者が負う)という形をとるため、運用結果によって将来の年金の給付額が増減する。

 

確定拠出年金を始めるためには、証券会社で口座を開設する必要がある。あの有名ブロガーのイケハヤさんは「SBI証券」で口座を開いたとのこと。「JIS&T」で、確定拠出年金の節税シミュレーションができるぞ。

SBI証券で確定拠出年金を始める

 

一方、確定給付年金という制度もある。毎月いくらかお金を積み立て、老後に年金をもらえるという点では同じであるが、将来の年金の給付される額は確定されている。こちらは加入者ではなく、企業が掛金を運用する(リスクは企業が負う)という形をとるため、運用した結果によって、企業の利益が増減する。

 

ちなみに確定給付年金での掛金は、「生命保険料控除」の対象となる(確定拠出年金は、小規模企業共済等掛金控除)ので要注意。

 

ちょっと難しいね。。

そうじゃな。上記のマーカー部分だけ押さえておけば問題ないぞぃ。

 

確定拠出年金のまとめ!

  • 掛金は全額控除
  • 確定拠出年金は小規模企業共済等掛金控除の対象となる
  • 確定給付年金は生命保険料控除の対象となる
  • 60歳になるまで引き出せない

 

以上が、小規模企業共済等掛金控除の全容だ。

確定申告の全体像をざっくりと把握しておきたい方はこちらの記事もどうぞ。

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