読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

副業リテラシー

副業に関するネットやマネーに関する情報を発信するブログ

2週間の北海道農業インターン~ネイチャーダイブプログラム~に参加したら最高の仲間ができたという話。

スポンサーリンク
あとで読む

大学生としての最後の夏休み。

 

その夏休み期間中である、2016年9月7日(水)~9月23日(金)に北海道の帯広で開催されるインターンに参加してきた。

 

その名も、「ネイチャーダイブプログラム

f:id:dHarada:20161002184937j:plain

 今回はこのネイチャーダイブプログラムについて、また実際に参加して何を感じたか、自分がどう変わったかを、日ごとに長っっったらしく書いていく。

 

 

ネイチャーダイブプログラムって?

 そもそもネイチャーダイブプログラムとは何なのか。

それはTASUKI有限責任事業組合が取り組んでいる「若者育成」×「地方創生」の事業のことだ。

 

◆「TASUKI」のミッション
・農村と都市に「タスキ」をかける(人の巡り、物の巡りをつくる)
・先輩世代(農家さん)から後輩世代(若者)への「タスキ」をつなぐ
・生産者から消費者への「タスキ」をつなぐ

 

ネイチャーダイブプログラムとは、

大自然で農業、仲間と共に自己発見の機会を北海道の大自然の中で、日中は農家さんと共に働き、夜は共同宿舎で参加者同士で生活し、グループディスカッションを行います。自然の中での厳しい体験と多様な仲間との対話を通じ、自分自身の軸を見出し、社会に出る上での個々の指針、働く軸を見出すことを目的とした実践型キャリア発見プログラム。

 

これが2016年の募集要項である。

f:id:dHarada:20161002190442j:plain

 実際に参加してみた感想としては、「こんなの初めて」だ。

 肉体的にも精神的にも鍛えられたし、自分の”有り様”がすとんと腑に落ちた。

何よりもいっしょに参加した仲間のことが大好きになった

ここからは16日間分の出来事や想い、変化をつらつら書いていく。

 

初日

9/7(水)、6時20分に僕たちは羽田空港で初めましてをした。 f:id:dHarada:20161002192329j:plain

(現地集合組がいるため、この時点ではまだ全員ではない。)

 みんなで飛行機に乗って、みんなでバスに乗って、なんだかまだみんなぎこちない。。

帯広に到着し、農協さんに挨拶。先に来てたインターン前期生とも挨拶。みんなとも自己紹介をした。が、変なヤツがいた。

f:id:dHarada:20161002192913j:plain

安心するのはまだ早かった。変なヤツはこの他にもたくさんいた。

みんないろんな背景からこのプログラムに参加していた。

 

農業自体に関心がある人

北海道に行きたかった人

仲間を見つけにきた人

 

そんな彼らと、事前に考えてきた自分の有り様を発表し合った。

 ちなみにこれがぼくの有り様だ。

f:id:dHarada:20161002193839j:plain

 ”マザー・テレサ”にした理由は、その人の存在自体を肯定し、強みも弱みもひっくるめてその人を受け入れたいと思ったから

 

正直、自分軸は固まっているという自信があった。そして、2週間”マザー・テレサ”で有り続けられると思った。不安とか迷いは一切なかった。

 

全員の発表が終わり、ぼくはこの期の会計係をやることになった。会計の資格を持ってるから「やらねば!」という義務感がかなりあった。

 

そこからは班ごとに行動。食事班、洗濯班、掃除班、ミーティング班が日ごとに回っていく形となった。

 

そして農家さんの受入式があったり、みんなでワイワイしたり。初日でここまで仲良くなれるとは思わなかった。これからの生活にすごくワクワクしたのを覚えている。

 

前半

9/8(木)~9/13(火)までの6日間が農作業の前半戦だ。大まかなスケジュールは以下の通り。

f:id:dHarada:20161002195712j:plain

農作業1日目

初日は食事班だったので、班員は朝の5時に起きる。💤

みんなのために朝ごはんとお弁当をつくるというミッションがあるのだ。

うちの班にはTAKUMIという料理長がいたので、ぼくは突っ立っているだけでよかった←

 

そして、7時30分になると農家さんがぼくらの民宿まで迎えに来てくれる。ぼくはSHIMIZUさんのお宅におじゃますることになった。

 

初めての現場。

期待と不安を胸に詰め込んで。

 

到着。

 

現場では社長の怒鳴り声が飛んでいた。 

 

聞いた話によると、かなり厳しい農家さんが1つだけあるとのこと。

 

 

ここやん。

 

しかし、ぼくは1つだけとっておきの必殺技を持っていたのだ

 

事実は1つ、解釈は無数!

 

これだ。

ぼくは自分をコントロールするチャンスだと思い、必殺技を多用し、そして疲弊した。

 

マザー・テレサが戦場から戻るとみんなが待っていた。

おかえりーー!!

 

あったかかった。

 

 夜になると、KANAがしんどそうだった。隣に居ただけだったが、その子を泣かせてしまった。いや、ぼくの前で泣いてくれた

 ひどいのかもしれないけど、正直ちょっと嬉しかった心を許してくれたと感じたからだ。自分の生き方を少し体現できたような気がした。

 

農作業2日目

この日はメンタルがやられた。それはもうズッタズタだ。

ただ、この日は雨だったので午前中だけで帰らせてもらうことに。内心めちゃくちゃガッツポーズ。

 

帰ると何人か先着がいた。

 

YOSHITAKAとMAYUさんが、ぼくの大切にしていることを聞いてくれた。2人とも自分の過去を受け止めてくれた。ええやつ。

こうやって仲が深まっていくんだなー。

 

時間が刻々と過ぎていく。みんなが農業を終えて次々帰ってくる。

この辺りから胃が痛くなってきた。明日が来ないでほしい。そのことばかり考えてしまって、この日は何にも楽しくなかった。

 

f:id:dHarada:20161002195712j:plain

19時45分から毎日振り返りミーティングがある。今日の農作業を振り返って、できていることや、もっとやりたいことをみんなに向けて発表する時間だ。 

 

この日、ぼくは発表をする日だったが、きっと顔は死んでたと思う。加えて、ほかの人の発表がまったく頭に入ってこない。発表者に対してフィードバックする気も起きなくて、放棄してしまった。誰かが発表しているのに自分のことばっか考えている自分。かなり嫌いだ。

 

考え方の1つとして、「そういう日もあるって」「自分のことばっか考えている自分をまず認めてあげなよ」みたいな考え方をぼく自身いつも使っている。だが、そんなことすらできなかった。「それでもいいよ」って自分を肯定できなかった。だって、そっちの方がラクだもん。

 

そんなことを考えているとTAKUMIが一発ギャグを始めた。「重たい段ボールをラクラク持ち上げる方法」というギャグだ。

 

めっちゃおもろいww

元気出た 

f:id:dHarada:20161003023314j:plain

彼はとても責任感のある男で、嬉しいのがすぐに顔にでちゃうかわいいヤツだ。料理へのこだわりは誰にも負けない。

 

元気が出たので、ミーティング中に気づいたみんなのいいところを全体に向けて発表してみた。

 

NAGAMI

f:id:dHarada:20161002210209j:plain

人が言葉にできずにもやもやしてる思いをうまくまとめて言葉にしてくれる。あと、解釈の仕方が上手で、人の良い点を見つけるのがうまい。彼がいると場が明るくなる。

 

KURURU(写真右)

f:id:dHarada:20161002210444j:plain

普段はあったかくていじられキャラだが、ミーティングのときには地に足のついた現実的な意見をくれる。あったかくていじられキャラだが、めちゃくちゃ頭がキレる。あったかくていじられキャラだが、環境問題に関心を持つ。

 

TADA-chan

f:id:dHarada:20161002210632j:plain

とてもやんわりと、だが深いところまで質問を投げかけてくれる。彼女と話すだけで自分を深堀りすることができる。実は大学・学部が同じで、元からマブダチである。天性の聞き上手。

 

WATARU

f:id:dHarada:20161002231723j:plain

目標設定がうますぎる。その目標に対して達成できたかどうかを客観的に判断できる。いつもは真面目だが、たまにふざける。思考が深いふざけた男。メンバー内唯一の北海道民。わや。

 

こんな感じで、メンバーの良いところを威勢よく発表したら、責任者のYAMAさんに褒められた。

お前、人のことよく見てるなー!」と。(フィードバックしてあげる元気がなかったのでずっと観察していた。←)

この観察力、もしかしたら自分の強みかもしれないな。

すごく元気が出て、メンバーみんなのあったかさに触れた。この時点でもう来てよかったと感じている。明日も頑張ろうと思えた。

 

農作業3日目

この日もしごかれる。が、社長の言っている意味が理解できてきた。理解できた途端、最も効率よく動く方法を教えているということに気づいた。この社長、めちゃくちゃプロ意識が高い人なんだな。

 

その社長がこんなことを言っていた。

仕事をしながら死ねたら本望

 

かっけぇやん。

仕事一筋ってことか。

 

ただ恐いことには変わりはないけど。

嫌なことには変わりはないけど。

 

この日の夜は何人かで星を見に行った。

しょーもない話で笑ってた。

そして全員が同じ流れ星を見た。

 

「うおぉぉぉ!!!!!」

「見たあぁぁ!!!?!」

 

最高の瞬間。

ええヤツらばっか。

楽しすぎて明日行きたくない。

もう社長と会いたくない。

 

農作業4日目

農作業なにしたかあんまり覚えてない。

 

夜になって1人でいるのが嫌だから、また何人かで星を見に行った。たった一つの逃げ道。

 

このプログラムでは毎日”振り返りシート”を提出しなきゃダメなんだけど、その振り返りをするだけで嫌な気持ちになる。今日あった嫌な出来事を次から次へと思い出す作業。考えることに対して逃げてる。字汚ねぇ。

f:id:dHarada:20161002221646j:plain 

農作業5日目

会計係を任されてるのに、お金が全然回ってない。節約しすぎてみんなの食事がめちゃくちゃ質素になってた。

 

そしたらYOSHITAKAが横に来て助けてくれた。

f:id:dHarada:20161002223432j:plain

物事の本質を捉えているカリスマ性のある男。本質を見ているからこそ、1つ1つの問題を確実に解決することができる。問題解決のスペシャリスト。そして、人を想う心が言動に表れている男でもある。

 

彼が1日当たりいくらお金を使っていいのかをすぐに計算してくれた。そんなアイデアぼくには浮かばなかった。係なのに何もできていない。情けない。

 

会計の話し合いしてる間に、班のメンバーが班の仕事を終わらせてくれてる。

「会計係やからしょうがないって!」

何もしてない。会計の仕事も、班の仕事もできていない。でも、みんなは助かってるって言ってくれる。違うのに。

 

ちょっと沈んでるその時、

WATARUが包丁で指を切った。指取れてた。

 

恐かった。

これからWATARUどうなるんやろ。いっしょにプログラム続けていけるんやろか。参加できなくなって、1人だけ笑えないなんて状況になるんじゃないやろか。恐い。

 

いっしょに笑えない恐さ、自分の無力さ、農業でのストレスが一気にのしかかってきた。と同時に思い出した。班のメンバーの「こっちは任せて!」という頼もしい言葉、「だいちのおかげで助かってるよ!」というねぎらいの言葉、「ほんとにだいじょうぶか?」という優しい言葉。

 

辛いのも優しいのも全部降ってきて、涙が止まらなくなった。

YOSHITAKAが横にいてくれた。辛いときに優しくされるとダメだ。でもおかげで完全に何かがふっきれた。

みんなにはかなわねぇなぁと思った。かなわなくてもいいんだとも思えた。自分の良さを認めてくれる人がいる。だから自分を大切にしよう。仲間を絶対に大切にしよう。って毎日書いている日記に残した。

 

農作業6日目

前半の最終日。

この日、自分は発表せずみんなからただただフィードバックをもらう日。案の定「溜め込みすぎ」って心配されてしまった。

 

同じ班のTANIってやつが目に見えて成長しているのがわかる。

f:id:dHarada:20161002231745j:plain

優しい。オーラが柔らかい。おっとりしていそうだが、頭ではめちゃくちゃ考え、分析をしている。何のフィルターも通さずに”その人自身”を見れる男。

 

人の成長を見るのってこんなに楽しくてワクワクするのか!って思わせてくれた。あと彼が「だいちとMAYUさんを足して2で割ったのがおれの理想」と言ってくれたのだ。こんなええヤツにそんなええ言葉をもらえるなんて。。

 

そして、何でもめっちゃ肯定してくれるのがHIROKI

f:id:dHarada:20161002232650j:plain

こんな不器用な人に今まで会ったことがない。通称ポエマー。周りの人を励まし、イイねを押し続ける愛のある男。不器用なんだが、想いはすごく伝わってくる。

彼からのフィードバックは、不器用だったがすごく背中を押された。

 

この日は前半の農業最終日。つまり、次の日は休日。よって、この日はお酒を飲んでいい日なのだ。これが飲み会の風景。

f:id:dHarada:20161003000002j:plain

 

そのお酒の席でコーディネーターのMAYUさんからとてもあたたかい言葉をもらった。

f:id:dHarada:20161002233421j:plain

 27歳のぼくたちのコーディネーター。元気すぎる。物事の捉え方に芯が通っている。いつも泣きながらぼくたちを見守ってくれている頼れる人。頼っていいと思わせてくれる人。

 

MAYUさんは過去に今のぼくと同じような経験をしていたらしい。この辛い状況を乗り越えれば、明るい未来が待っている。努力さえすればこの困難を乗り切ることができる。彼女はそんなポジティブな人だった。ただ無理をしてしまった。前向きすぎる考え方だったゆえにになってしまったのである。

 

そんな経験があって、無理しているぼくを心配してくれた。全部、心の内を読まれた。逃げていいと言ってくれた。そして説得力があった。なにより想ってくれているのが嬉しかった。

 

この日のぼくはかなり酔っていた。

みんなが台所で食器を洗って、笑い合っている。それをぼくは横で座ってぼーっと見ているだけ。こういうシーンがぼくは好きだ。そうして、幸せな気分になって、気付けば涙が流れていた。多分、誰にもバレていない。

 

農作業休み(観光)

 とりあえず写真だけでこの日を表すことにする。

f:id:dHarada:20161003000027j:plain

f:id:dHarada:20161003000050j:plain

f:id:dHarada:20161003000102j:plain

 大好きな仲間とだったら、何をしても楽しい。

 

そして、全員が新たな有り様を宣言した。

f:id:dHarada:20161003000614j:plain

 ぼくは「マザー・テレサ」から「原田大地」に有り様を変えた。

この有り様、ASUKAが「めっちゃいい!」って言ってくれた。彼女も有り様に悩んでいるようだった。

f:id:dHarada:20161003030537j:plain

笑顔。いつも笑顔。楽しむことを忘れない人。お酒好き。本人はいつもはつぶれないと言い張っているが、飲み会では高確率でつぶれる。

 

もう他の人になろうとするのはやめる。違う人間に変わろうとするのではなくて、自分自身、“原田大地”という人間をパワーアップさせていくことに決めたのがこの日。

 

後半

9/15(木)~9/21(水)の7日間、ひとりひとりが新たな有り様を掲げ、また農作業にぶつかっていく。

農作業7日目

この日ぼくはあることを絶対にすると決めていた。「他の農家さんに行かせてください」と伝えることだ。

 

正直、もう社長のことは恐くなくなっていた。慣れて何も感じなくなってしまっていた。どうしても嫌だから他の農家さんのところに行きたいというわけではない。ただ逃げる勇気を持ってみたかったのだ

 

でも、ぼくは真正面からぶつかっていくことができなかった。逃げていると思われるのが恐かったからだ。そしてぼくは嘘をついた。「他の農家さんに呼ばれているから、そこに行かせてほしい」と言ってしまった。弱いな、自分。

 

帰ってから、責任者のYAMAさん、コーディネーターのMAYUさんに報告。

 

YAMAさんは、「はき違えちゃダメだぜ」って言ってくれた。農家さんはお金を払ってインターン生を受け入れている。だから、誰の許可もなく、そんな無責任な言動はするべきでない。ぼくは自分のことしか考えてなかった。逃げる勇気を持ちたいと思うあまり、周りが見えておらず、結果的にYAMAさんに迷惑をかけた。しかも結局、嘘ついたし。

 

MAYUさんは、「よく頑張ったね!それでいいよ!」って言ってくれた。ぼくの振り絞った勇気を認めてくれた。もしかしたら社会から見れば、甘い!と言われるような発言かもしれない。でも、そんなの関係なくてMAYUさんの芯の通った心の声だったから嬉しかった。世間とか社会とかほんとにどうでもいいから、我慢せずに生きなさいと伝えてくれた。

 

ちょっと1人で考える時間が必要だ。

 

農作業8日目

 結局、この日もいつも通りSHIMIZUさん家の畑へ。

 

この日ぼくは社長に質問をした。
「どうしてインターン生を受け入れてくれてるんですか?」と。

 

非効率なのが大嫌いなのに、どうしてわざわざ右も左もわからないインターン生を受け入れるんだろう。受け入れてもイライラするだけじゃないの?実際に怒ってるし。みたいな感じで思っていた。

 

社長は答えてくれた。
「インターン生には総理大臣になってもらいたいんだよ。日本の農業は頑張っている。農家の人たちは汗水たらして必死に働いている。それでも状況はよくならんのだよ。政治の世界をどうにかしないと、農業はよくならん。だからインターン生には大いに期待しているんだよ。」

 

…かなり期待されてしまっているようだ。

 

宿舎に戻ると、SA-YANが買い出しを終わらせてくれていた。

f:id:dHarada:20161003012405j:plain
このプログラムの責任者YAMAさんの奥さんで、頼んだら、食材とか生活必需品とかを買ってきてくれる。元気いっぱい。どんなにダメな自分でも許してくれるような、優しくて、人の気持ちに寄り添える人。

 

さて、ぼくたちには始めに軍資金として100,000円が支給される。それで16日間の食費や生活品をまかなわなければならない。

 

そして今日この時点で、あと追加で食事等5日分の買い出しが必要。
残高は12,651円

 

ネイチャーダイブプログラム緊急サミットが開催された。会計において、PDCAを回す必要がある。なぜこれまで回せていなかったのか。回す環境は整っていたのか。問題は何か。どのようにその問題を解決するのか。話し合いは夜遅くまで長引き、続きは明日に持ち越されることとなった。

 

その夜、みんなと喋っていたらMAYUさんがぼくの農家さんのところにいっしょに来てくれると言い出した。彼女は鬱をわずらっていて、大きな声で怒鳴られたら危険だ。そんなことはMAYUさん自身が一番よくわかっていて、それでも行くと言っている。


素直に仲間が傷つけられるのだけは嫌だと感じた。それと同時に知ってほしいとも感じた。利他と利己の対決。いや、どっちも利己なんだろうきっと。来てほしいなと思ってしまった。

 

農作業9日目

社長の親戚で、ぼくたちといっしょに働いているYAMASHITAさんという男性がいる。今日その人に下の名前で呼ばれた。
「だいちー!」
こんな過酷な環境の中で、やっと仲間を見つけたという気分だった。名前を呼ばれることがこんなにも嬉しいなんて。

 

宿舎では、昨日の緊急サミットの続きが行われた。今後の食事をすべて決めてしまい、必要な材料を洗い出す。“必要な材料-今ある材料=買うべき材料”という方程式ができあがった。必要な材料を洗い出す人、今ある材料を洗い出す人を分担し、作業に取り掛かる。買うべき材料がわかれば、過去のレシート等を用い、概算を行う。


結果、生き延びれることが確定した。

 

心強い仲間。完全に頼れるっていう安心感がある仲間。

 

農作業10日目

 この日はYAMAさんがぼくの働きっぷりを見に来てくれた。気合いがいつになく入る。ここで鍛え上げられた作業能率を見せつけてやるぜ!と言わんばかりの動き。

f:id:dHarada:20161003023437j:plain

そしてYAMAさんが社長にぼくの働きっぷりについて聞いてくれた。

ぼくが直接社長からもらえたのは、
さまになってきた。これはお褒めの言葉なんだぞ
やかましいわじじい笑

 

そして陰でこそっとYAMAさんが聞いてくれていた
あいつは大物になるかもしれんぞ

 

これまで厳しい中やってきて、こうした誉め言葉に感動する…なんてドラマには引っかからない。こんなんじゃ泣かんぞ。嫌いなもんは嫌いだ。めっちゃ嬉しいけど。嫌いだからな。えっ嬉しっ。

 

帰ってみんなに報告。YOSHITAKAとグータッチ。MAYUさんはぼくの発表で泣いてくれた。おかげで強くなった気がする。

f:id:dHarada:20161003020242j:plain

自分が強くなっていくことで有り様に違和感を覚えるようになってきた。

今までは大切な人のすべてを受け入れる、受け入れたいって考えてた。そのすべて受け入れるってのは弱みを許容するってことだ。で、自分が多分ほんとにしたいのは、弱みを許すってことじゃなくて、弱みなんて放っておいていいから、もっと強みに着目していこうぜってことなのかも。この考え方の方がかなりしっくりくる。

 

農作業11日目

この日、SHIMIZUさんの家はお休みだったので、KUBOさんの家におじゃますることになった。いつもAOIがいつもお世話になっているところで、今回はMAYUさんとともに助っ人として参加した。 

AOI

f:id:dHarada:20161003024737j:plain
社交性がめちゃくちゃ高い。初めましての人でもポンポン会話が成立していく。そんで聞き上手。そんでもって芸人気質。明るい上に面白い。いるだけで場が盛り上がる。

 

KUBOさんが初対面なのに名前を憶えて呼んでくれた。。感激。。あったかさを感じた。

 

そして、この日はGUESTのKUNOさんが来ていた。

f:id:dHarada:20161003032815j:plain

食に対して問題意識があるらしく、このインターンシップを見学しはるばる東京から見学しに来たとのこと。世の中にはすごい学生がいるもんだ。。

 

最近、ミーティングの前には「SOYAダンス」をするのが恒例となってきている。

SOYA(写真真ん中)

f:id:dHarada:20161003024808j:plain

なぜか全員に敬語。「~っすよ!」っていう。ちょー理論的。目標達成にストイックに努力できる、筋が通った義理堅い男。と思いきや楽しいこと大好きのお祭り男でもある。

 

このSOYAが発祥の起源なのだが、とりあえず横の人を持ち上げるように「そいや!そいや!そいや!そいや!」と騒ぐ。応援するとかなんやらでこのダンスには深い意味が込められているようだ。

 

SOYAダンスで盛り上がったこの日の夜、YOSHITAKAが

「最近のだいちがめっちゃ活き活きしてる!あのときからね、いろいろあったんだけど、それを乗り切って、めちゃくちゃいいなあって思いました!」

って感じで全体ミーティングのときに言ってくれた。

 

すかさずぼくは、「それはYOSHITAKAのおかげでね。。」って。

あのときふっきれたのは彼の存在が大きかった。

 

そうこうしてたらKOTAが「いちゃいちゃすんなよー!」と突っ込んできた。笑

KOTA(写真真ん中)

f:id:dHarada:20161003024937j:plain

漢。このチームのムードメーカー。彼の掛け声でチーム全員に気合いが入る。自分の力をナメずに日々努力している漢。

 

やっぱりあったかい。この場は。

 

農作業12日目

この日の朝、YUKIが泣いているのを初めてみた。

f:id:dHarada:20161003033401j:plain

みんなの妹。元気ハツラツ。相手に対して、思っていることをそのまんま言える強さを持っている。こう見えて頭がいい。とぼくは勝手に思っている。

 

いつも元気に振る舞っている彼女が泣いていた。みんなの前で感情を露わにした。このとき感じたのが「これでもうひとつ強くなるんだな」という確信だ。多分、ぼくのケースと似ていて、仲間の前で感情が振り切れて涙を流したとき、何かが完全にふっきれる。勝手だが彼女からもそういう雰囲気を感じられた。

 

農作業に関してはハーベスターが中心だった。 f:id:dHarada:20161003031645j:plain

 

この日の夜、KANAが

だいちゃんって居るだけで人に影響を与えられるよね~」って言ってた。

f:id:dHarada:20161003030100j:plain

イメージをする力、イメージを言葉にする力、人の強みを見つける力、この3つの力がずば抜けて高く、人の強みを的確にフィードバックしてあげられる。頑張り屋さん。みんなのことが大好き。

 

居るだけで。居るだけっていうのは、多分何も聞きもしないし、アドバイスもしないってことだろう。アドバイスするのがいい場面があれば、ただ居てやるだけでいい場面もきっとある。もしかしたら、それを見分ける観察力があるのかも。

 

農作業13日目(最終日)

この日、一足先に帰るメンバーがいる。RINだ。

f:id:dHarada:20161003032351j:plain

RINワールドが頭の中で広がっている。自身のことをこれでもかというほど深く理解している。こう見えて向上心がめちゃくちゃ高い。「女だから」という言い訳を嫌う芯の通った女の子。

 

だから昨日、みんなで集合写真を撮っていた。

f:id:dHarada:20161003032409j:plain

見てるだけで楽しくなる写真とはきっとこういう写真のことを言うのだろう。


そして農作業はついに最終日。

「だいち!」と呼んでくれるYAMASHITAさんから「頑張ってね」の言葉。社長からも「ありがとう」を聞けた。最後はお互い手袋を外して握手した。

 

終わった。。清々しい。。ざまあみろ。

 

ミーティングではブラッシュアップした有り様を発表し、みんなからフィードバックをもらう。

その中で印象に残ったのがTOMOKI(写真真ん中)

f:id:dHarada:20161003034931j:plain

高学歴、高身長のイケメン。変態エロガッパ。めちゃめちゃ優しい。相手を傷つけるということを知らない。誰もが安心して彼に話をすることができるという雰囲気を持つ。

 

こう見えて彼は自分に自信がないという。その自信を持つために、今後は自分軸を探し続けると宣言した。多分、いろいろ悩むだろうし、簡単にはいかないだろうけど、見つかったときの化けようがすごいと思う。こんなに可能性を感じられるのはなぜなんだろうか。

 

夜、KANAの裸を見られるより恥ずかしい旅ノートを見せてもらった。旅の途中、彼女の思ったことをすべて書き連ねてある。全部読んだ。思っていることと日々の言動がまったくいっしょだった。すげえ。めちゃくちゃ自分と向き合ったんだろうな。

 

何年生だとか関係なくて、”考える”という行為を行ってきた時間の合計量で、その人の思考とか自信って決まるんじゃないかな。

 

メークイン祭り

 この日は農協さん主催のメークイン祭りを手伝ってきた。

f:id:dHarada:20161003040725j:plain

 

仕事も終わり、宿舎に戻ると1人召されていた。

MORIYU

f:id:dHarada:20161003040937j:plain

将来、農業に興味あり。学ぶ姿勢が誰よりも高く、みんなに有り様を聞いて回っていた。女性陣からかわいがられる。

 

そして最後の最後の有り様発表。フィードバックはなくて、ただみんなに対して一方的に宣言するだけ。

f:id:dHarada:20161003041429j:plain

「マザー・テレサ」→「原田大地」→「大好きな人といる人

大好きな人を”信じる”でもなく、”許す”でもなく、”受け入れる”でもない。ただ大好きな人の隣にいる。これが一番しっくりきた。

 

来る前は自分軸なんて十分固まってると思ってたけど、今回のこのプログラムでさらに強固なものになった

 

そして、飲み会。

KURURUが先に帰っちゃってYUKIが泣いて。NAGAMIがこの日誕生日だからみんなでサプライズして。WATARU、YOSHITAKA、TADA-chanとシェアハウス宣言して。

 

楽しい時はすぐに過ぎてった。

 

最終日

 1番強く覚えているのがYAMAさんの言葉。

 

おまえら最高だあぁぁ!!!!

 

しんどくなっても戻ってくる場所がある。みんながこれからそれぞれの場所でまた成長していく。次会うときはみんなはこれ以上にもっとステキなんだろうか。こりゃ負けてられないな。

 

濃密すぎる2週間だった。

 

事業責任者 山内一成さんの想い

 (写真左) f:id:dHarada:20161003042836j:plain

熱い人。親しみやすい人。本気でぶつかってくれる人。頭も絶対いいけど、それよりもハートで勝負する男。

 

youtu.be

10:57くらいまでが山内さんのプレゼンテーションだ。情熱にあふれている。このインターンに込めた想いも知ることができるので、必見

北海道農業インターンFacebookページ

 

最後になるが、ぼくみたいなケース(農家さんに怯えていたこと)は非常に稀なケースで、どこの農家さんもものすごくあったかい方たちばかりだ。ぼくの周りの仲間たちが言っていたんだから間違いない。そして、ぜひこのインターンに参加してみてほしいと思う。一生付き合っていきたいと思える最高の仲間と出会えるから